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そりゃないでしょ [サンフレッチェ]

 冒頭からなんなんや?というタイトルですね…。これは私が今朝の某スポーツ誌を見て最初に感じたことでした。一番目に留まったのは一面の『1発に泣いた長谷川』ではなく、中面にある『柏木、青山敏に三下り半』という記事です。その主な内容は、風邪を引いているサンフレッチェの2人に対し、五輪代表の反町監督が「自己管理が足りない」「そんなやつと心中できない」と話したことでした。

 いやいやいや…ちょっと待ってください。2人の体調がよくないのは、代表に選出する前から分かっていたはずではないでしょうか。A代表の寿人選手や駒野選手にまでは及ばないものの、彼ら若手2人に課せられた今シーズンのスケジュールは恐ろしいほどハード。移動と試合の繰り返しで、心身共にギリギリの状態で戦っていることは傍から見ても明らかでした。その状態を考慮した上で、なお必要とされるから招集したのならば納得もできますが、そこで「三下り半」とは、これいかに…。本人達も「五輪代表で活躍したい」という強い意志を持っていることですし、本当であれば「頑張れ!」と心苦しいながらも喜んで送りだしたいところですが、そんなことを言われては腑に落ちません。

 もちろん、プロとしてそれが甘い、という見方をする人もいると思います。確かにシーズン中に風邪を引いてしまったことは事実です。ただ、あの尋常でないスケジュールに問題の一端がないとも言い切れません。あんなに身も心もボロボロにしてしまったのは、全て彼らの『自己管理』のせい? そんなことはないはずです。そもそも体調不良であれば招集しなければいいだけの話。かなり極端に言えば、わざわざ批判されるために呼ばれたようなもの。好意的に見れば期待の裏返し?と言えなくもありませんが、そんな記事を見て、思わず「そりゃないでしょ」と感じてしまいました。

 報道がある程度誇張されていることも考えられなくはないので、全て鵜呑みにする必要はないのかもしれません。でも、本当に選手1人1人のことをよく見て考えているのであれば、批判めいたことよりもむしろの2人の状態を見て養護してくれてもいいはず。彼らは決して手を抜いたり油断してこんな状態になっているわけではないのです。このままでは、真面目に頑張る彼らが壊れてしまう。

 代表とチームの往復に関しては、これまでサンフレッチェでも多くの選手が苦しんできました。駒野選手もその1人です。ただ駒野選手は以前に比べてかなりタフになり、疲労の色も代表に招集され始めた当初よりも今の方が軽いように見受けられます。こういったことも、2人がさらに成長するためには通らざるを得ない道だと割り切って、何とか乗り越えてもらいたいと思います。といいつつも…やはり今回は早く日本に帰ってきて休息を与えることが先決ですね。


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れい

本当に同感です!
by れい (2007-09-05 19:56) 

Jacky

れいさん、こんばんは。
いやはや、U-22代表はいろんな意味でヤバイですね。
「心中できない」と言われても、そもそも誰も「心中したい」なんて思ってないはず。どちらかといえば、生き残るための前向きな発言がほしいところです。「彼らは必要な戦力だからつれてきた。早く回復して欲しい」と言うのならともかく、これでは選手を派遣しているチームにとっても選手にとっても、何もいいことはないような気がします。
願わくば、記者の誇張がたぶんに入っている記事であって欲しいのですが…。
by Jacky (2007-09-05 20:16) 

えりぴょん

一刻も早く帰ってきたらいいのに、、、
ワタシにチカラがあれば、今すぐ、ドバイまで迎えにいきたい。。。。

マスゴミの誇張はあると思いますが、
取り上げているのが一紙だけでないところから考えると、
おそらく、近しいことは言っているし、やっているのではないか、と。

北京は遠いっすね。。。。
by えりぴょん (2007-09-06 01:24) 

らっきーからー。@殺意さえ覚えますね。

これが平山と心中決行中の人間の発言?
そもそも、それ以前に一個人に責任転嫁する発言が監督のすること?
反町の神経が信じられません!もう絶対に監督なんて呼ばない。監督なんて呼ばれる資格、ない。
だいたい、個人を批判するなら延々役立たずっぷりを披露してる平山なんか、毎試合罵詈雑言の嵐になるはずじゃないですか!どう見てもエコヒイキ。

もう、サポーターとしても我慢の限界。どうしてそこまで言われて、反町程度に譲歩しなきゃならない?代表だから?冗談じゃない。チームもガツンと言ってやれ!
帰ってくればいい。どうせ北京なんて夢のまた夢、反町じゃ行けっこない。あんなのと心中なんて、こっちから三行半突きつけてやれ。

アオも陽介も反町なんかのために傷つくな。そんな奴の発言なんか無視してしまえ。そしてA代表を目指せばいい。



それにしても、こういうニュースを見る度に思うのは・・・

「ミシャだったら、このチームどうするかな?」

という疑問。少なくとも、反町のように選手個人を非難したり、他人事のようにチームの話をしないはず。それどころか、徹底して自分の責任を強調するはず。
たぶん、ミシャは反町に比べて甘いかもしれないけど、でも、絶対に才能を潰すような発言はしないはず。ミシャは反町と違って「選手は監督のキャリアのための手駒」とは絶対に思ってないから。
by らっきーからー。@殺意さえ覚えますね。 (2007-09-06 09:14) 

としママ

Jacky様

 9月になりましたが、まだまだ日中は暑いですね。取材お疲れ様です。
 
 反町監督ったらそんなこと言ったんですか!!酷いです。
 みんなスケジュールが大変な中参加してるのに、思いやりもない言葉に憤りを感じますね。それにしても、風邪のほうは大丈夫でしょうか・・・。

 代表に召集されると、応援する楽しみが倍増でほんとに嬉しいんですけど、選手の疲労などを考えるとちょっと複雑です。

 そうそうお礼がおそくなりました。懸賞当選しまして、お写真いただきました!嬉しかったです。私の宝物が増えました。念を込めて書いたのが良かったんですね~♪ありがとうございました。 
by としママ (2007-09-06 12:50) 

Jacky

えりぴょんさん、はじめまして!
反町監督はそう言いながらも練習試合で2人を起用しているので、
マスコミがある程度誇張した部分はあったのかな、とも思います。
ただ、監督がそう言った発言をしたのは事実ですし、
むしろ自分が厳しい姿勢でこの予選に臨んでいるぞ、
ということを示すための格好の題材だった、という感も否めません。
ほんと、早く帰ってきてもらいたいですね。
by Jacky (2007-09-06 16:43) 

Jacky

らっきーからーさん、こんにちは。
もうあの発言だけは、おそらくサンフレッチェを愛する人誰もが怒り心頭だと思います。願わくば、彼らにはその発言を耳に入れさせたくはないところですが、どうでしょう…。今の柏木選手なら大丈夫かな、と思いますが、青山選手は少し気にしてしまうかも。でも、全く気にする必要ないんですけどね。これってサンフレッチェはもちろんJの各チームにとっても聞き捨てならない発言だと思います。選手のことをそんなふうに思っているのか、と…。

これがもしミシャだったら。
私もそれは考えました。まず、間違いなくこんなことは言うはずがない。誰よりも選手のことを大切に思っている監督ですし、マスコミの前で個人批判なんてありえないでしょう。そうでなければ、選手達の口からあれだけ監督を信頼するコメントが出てくるはずもありませんし。

いやはや、五輪代表は一体、どこに向かっていってしまうでしょうか…。仮に負けたときの戦犯になどされようものなら、今度こそ抗議するべきですよね。代表は各チームがあってこそ成り立つものですから。
by Jacky (2007-09-06 16:56) 

Jacky

としママさん、こんにちは♪
ほんと、反町監督のそんな発言を聞いてしまうと、悲しくなりますよね。あれだけ頑張っている選手に対して言うべき言葉ではなかったと思います。
広島というチームはその地理的環境もあって、首都圏の他チームよりも代表問題は深刻です。もちろん代表に選ばれることは素晴らしいのですが、そこに発生するスケジュールの問題は、自己管理で解決できる範囲を超越していると思います。こればかりは、やはり配慮が必要なのは言うまでもありません。

プレゼント当選、おめでとうございます♪実は8月号は、カープ&サンフレッチェともどもチーム成績が芳しくないこともあり、売上&プレゼント応募が全体的に低調…。いいタイミングでの応募だったかもしれません。世界に1枚しかない一品、ぜひ大切にしてくださいね!
by Jacky (2007-09-06 17:03) 

らっきーからー。

こんばんは。
読み返すと冷や汗が出るくらいのぶっちゃけトークで申し訳ないです。他人様のブログで書くには、やや感情的過ぎるコメントだったかなと反省しております。ごめんなさい。

とは言え、やっぱり反町は「自分の代表監督としてのキャリア」こそが大事なのであって、選手のことなんてなんとも思ってないんでしょう。そして、それは選手に伝播していそう。
現実に、U20では「吉田監督を胴上げしたい」というような発言も選手から多く出ていたと思いますが、U22において「監督のために」という言葉は初期を除き、ほとんど聞いた例がありません。
仮に反町が元々愛情深く選手たちに接していれば、たぶん、この発言を受けても傷付かないでしょうが、・・・今までの言動を鑑みると、そう思えません。鹿島の増田君など、他にも犠牲者がいますし。
マスコミの前でリップサービスや自己弁護やパフォーマンスをするより、監督としてすべき仕事をすればいいのに。

夕方のニュースで流れた練習風景(デカモリシのヘディングを味方の筈の平山選手が背中で遮っているシーン)や、会見で某首相並に視線が宙を彷徨う反町の姿に、何とも言えない気分になりました。

怒りに任せて「夢のまた夢」とか書きましたけど、本当は選手には北京に行ってほしいんです。だって、監督が最悪なのは人選した人たちの責任であって、選手の責任ではないんですから・・・。
by らっきーからー。 (2007-09-07 00:01) 

Jacky

らっきーからー。さん、こんばんは。
ぶっちゃけトーク、全然O.K.ですよ。私も本音では同じ気持ちを持っていました。ただ、ちょっと抑えて書いてるだけですので。

U-22がチームとしてバラバラなのは、やっぱり監督による部分もあるんないかと思います。今回の代表はJでガッチリレギュラーをつかんでいる選手も多く、まとめるのが難しいところもあるかもしれません。ただそうであればなおのこと、選手のことも思う気持ちなくして統一はできないはずです。確かに代表はチームと違って同じようなレベルの選手を監督の意志ですぐに入れ替えることができるけど、それとこれとは話が別です。そんなこと、反町監督も分かっているはずだと思うのですが。

選手達の力はあると思うので、何とか予選を突破してもらいたいのはもちろんです。でも…なんだかちょっと心配ですよね。
by Jacky (2007-09-07 00:42) 

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