SSブログ

理想と現実のバランス〜戸田和幸〜 [サンフレッチェ]

 サンフレッチェはあす9日、広島ビッグアーチで名古屋と対戦する。チームは現在、2連勝中。最終ラインを統率するDF戸田和幸(28)も、「まずは勝つことが大切」と意気込みを見せた。キャプテンマークを巻いた闘将が最後方から試合を支配し、チームを連勝街道に導くつもりだ。

 6月中旬にペトロヴィッチ監督が就任して約3ヵ月。新生サンフレッチェの象徴は、3バックのメンバーにも現れてきた。8月20日の大分戦以降、最終ラインは森崎和、戸田、ダバツで固定。本職のCBは不在だが、後方から攻撃の起点となりチームを支えている。
 中でもリベロを務める戸田の活躍には、指揮官も絶賛だ。「彼はインテリジェンスがあり、後ろからゲームをコントロールできる素晴らしい選手。攻撃的な私のサッカーに合っている」と大きな信頼を寄せる。1対1の強さだけでなく、リーダーシップ、ビルドアップ面でも力を発揮。チームに勝利を呼び込んできた。
 しかし守備の要は、現状に満足していない。鹿島、磐田という強豪相手の連勝にも「ここ2試合はあえてラインを深くした。無失点で抑えるためには、色々なやり方があるから」と気を引き締める。
 本来チームが目指しているのは、ボールを奪った瞬間、11人全員が攻撃に転じるサッカーだ。戸田自身も、8月23日のG大阪戦までは積極的にラインを押し上げ、攻撃参加してきた。しかし指揮官とも話し合った末、鹿島戦からは方針転換。「今は少し受け身の形をとっている。僕たちは引いて構えるようなDFじゃないけど、相手によって戦い方を変えることも必要」と柔軟な対応を見せている。
 チームは現在14位。残留争いから抜け出すためにも、理想だけでは勝ち上がれない。最善策を模索しながら、1試合1試合を積み重ねている。
 あす対戦する名古屋は、長身FWヨンセンの出場する見込み。戸田を中心としたDF陣が、いかなる手法で勝利をつかむのか。ビッグアーチでの決戦から目が離せない。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

大竹投手の真価カープファンの願い ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。