今日のサンフレッチェ

　今日は久しぶりに吉田サッカー公園へ取材に行って参りました。最近暑い日が続いていたのですが、今日の天候は曇り。選手にとっても運動しやすいくらいの気温だったと思います。ここ２日連続で２部練とハードだったためか、練習内容そのものは軽めでした。私が11時に練習場に着いたときには既に鳥かごは終了。ボールを使った軽いアップをしていました。そしてその後は約30分、ハーフコートでの８対８のミニゲーム（やはり選手は少ないです）。ただこれも明日の練習試合を想定してというものではなく、ウェズレイ選手がほぼ自陣ゴール前でディフェンスをしているような感じ。ペトロヴィッチ監督もずっと飲料ケースの上に座って、指示することもなく見ているだけでした。昨日、一昨日の練習はかなりきつかったようで、軽くリカバリーの意味もあったのかもしれません。昼前には全ての練習を終えていました。

　別メニューは、田村選手と高柳選手の２人。田村選手はみんなが練習している周りをひたすらランニングです。その途中で思いっきりダッシュを入れる、という感じでもなかったので、復帰まではもう少しかかるのかもしれません。U-22代表合宿不参加の高柳選手は、同じように周りを走っていながらもときどき全力疾走も入れたり、といった感じでした。その後もポールを避けながら走るフットワークっぽいものもしていたので、復帰も間近のようです。広報の方いわく「今日から鳥かごもやるようになったし、来週くらいからは全体練習に入れるんじゃないか」とのことでした。

　全体練習後は、各自が思い思いに自主練。とはいっても、わりとまったりしていたり、遊びながら、という感じの選手が多かったように思います。ウェズレイ選手は通訳のジョゼを相手にＦＫの練習をしているかと思えば、いつの間にかジョゼがキッカーでウェズレイ選手がＧＫになっていたり。かと思えば、ウェズレイ選手が橋内選手と相撲を取ってみたり、（軍配はもちろんウェズレイ選手。橋内選手は、はたき落としで思いっきり倒されていました。泣きのもう１回でも、あえなく敗戦。）吉弘選手が高萩選手の背中に飛びついてじゃれ合ってみたり…と、とても和やかな雰囲気でした。そんな周囲をよそに、マイペースなのが戸田選手。一度着替えに戻ってファンサービスをした後、再びピッチに戻って最後まで黙々とランニングしていました。普通に走っているだけなのですが、その姿がなんだか絵になります。

　ちなみに、今日のメインの取材はウェズレイ選手でした。現在Ｊトップの11得点をあげているその秘訣をたっぷりと…まではいかないかもしれませんが、探ってきましたので７月号でお届けいたします。なぜちょっと歯切れが悪いのかというと、ウェズレイ選手の心の中には「得点を決めてもチームが勝たなければ意味がない」という思いが強いようで、得点を取ることに関しては「チームがみんな、頑張っているからね」だそうです。結論を簡単に言ってしまうとそういうことなのですが、その活躍の秘訣を伺ってきましたので、７月号をお楽しみに。

　今は代表で相棒の寿人選手がおらず、さらに平繁選手もフランスで奮闘中。前田選手は移籍し、田村選手は別メニューと、サンフレッチェは本当にＦＷがいない状態です。ただウェズレイ選手にそのことを聞くと「ＦＷは２人必要だけど、とりあえず１人はいるよ」と笑顔を見せてくれました。「逆にみんなには期待してほしいね！」とのことですから、他の選手が不在の分は、我らがピチブーに頑張ってもらっちゃいましょう！