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1年間ありがとうございました [その他]

 いよいよ2005年も残すところ後わずか。思えば今年も仕事に明け暮れた1年でした。月刊誌のため、1冊作り上げると同時に休むことなく次号の制作が始まるというサイクルを、追われるように12回繰り返した感じです。

 残念ながら今年はカープは最下位に終わってしまいました。アスリート的にもカープの調子が上向かないとなかなか売り上げが…という現実もあるのですが。しかし、終盤では新井選手を表紙にし、タイトルを獲得した10月号、野村選手の引退特集を組んだ11月号、ブラウン新監督が表紙を飾り、新生カープへの期待を込めた12月号、そしてこれまで登場することのなかった前田選手の独占インタビューを掲載した現在発売中の1月号と、好調な売り上げを記録しているようです。

 その中でも編集部の予想以上だったのは、野村選手が表紙の11月号。今でも編集部にバックナンバーの申し込みが続々と入っており、絶えることがありません。11月号は発売前から書店からの問い合わせが多く、いつもより多くアスリートを印刷したのですが、それでも間に合わず、在庫数もかなり少なくなっています。野村さんの偉大さをこんなところでも改めて感じることができました。私が今さら言うまでもなく、カープの象徴のような方でしたからね。

 サンフレッチェは、序盤好調だったものの終盤に失速してしまい、結果7位に終わってしまいました。一時は2位につけ、アスリートでも『絶対優勝』なるミニ特集も組んだのですが、やはり頂点を極めるのはそう簡単なことではありません。しかし、小野監督の手腕はやはり素晴らしいと思います。J2降格の後、3年で現在の位置までチームを立て直すことができたのですから。確かに優勝には届きませんでしたが、チームは着実にステップアップしています。この3年で小野監督の目指すサッカーは確実にチームに浸透し、本誌の解説をしてくださっていた高木琢也さん(来年からは横浜FCのコーチ)も「どの選手が試合に出ても同じ方向性を目指してプレーでき、チームとしてはかなり成熟している」とおっしゃっていました。来年への期待は必然的に高まるのは言うまでもありません。3年でのJ1優勝を公約に掲げていた小野監督ですが、本音は「4年あれば…」と思っていたそうです。(それなのになぜ就任時に3年といったのかは、アスリート8月号をご覧下さい。)ですから、来年こそ、本当の集大成を見せてくれるのではないでしょうか。

 個々の選手で言えば、やはり佐藤寿人選手の活躍がチームにとっては大きかったと思います。高木さん以来のベストイレブン選出、日本人最多得点の18点という結果は、他チームのFWと比べてもひけをとりません。長年得点力不足が課題だったチームにあって、待望のエース誕生となりました。また寿人選手の良さは、ピッチの上だけにとどまりません。わずか1年であれだけサポーターの心を鷲掴みにしたのは、寿人選手自身が魅力に溢れているからでしょう。サポーターの期待に応えるために、チームのために、そして自分自身のために、真のプロフェッショナルな姿を見せてくれました。あの気持ちの強さは、どこから来るのか…今年はただその姿に感動させてもらってばかりでしたが、来年はそのあたりにもアスリートで迫ってみたいと思います。

 ちょっととりとめもなく書いてしまって長くなりましたが、1年間広島アスリートをご愛読いただきありがとうございました。また来年もよろしくお願いいたします!


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