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ちょっとひとりごと [その他]

 昨日まで、市民球場ではカープ対阪神の3連戦が行われていました。中でも水曜日はサンフレッチェの練習がオフだったこともあり、複数の選手が試合を見に行っていたようです。浩司選手もその1人。「今年、市民球場が最後じゃないですか。だからちょっと行っておきたいなと思って」だそうで、奥さんと一緒に観戦したとのことでした。しかし結果は敗戦。「阪神強いですよね。新井さんも阪神に行っちゃったし。カープのオーダーを見ると、なんかちょっと…」。新カープの四番は、ちょっと低迷中。この日は阪神の新井選手もノーヒットだったものの、広島生まれ、広島育ちの浩司選手にとっては、少し思うところもあるのかもしれません。

『少し思うところがある』のは、何も浩司選手ばかりでなく、市民球場に訪れたカープファンの多くがそうだったのだと思います。開幕戦の初打席は、強烈なまでのブーイング。それは3連戦を経て徐々に弱まってきたような気もしますが(テレビで見る限り)、それもこれも「かわいさあまって憎さ100倍」なのかもしれません。

 このブーイングについては、賛否両論あると思います。「もういいじゃないか。ブーイングでなくカープの応援をしようよ」という声と「いや、ブーイングせんと腹の虫が収まらん」という声。その心情は両方とも分かります。

 では、選手の立場からするとどうなのか。野球とサッカーでは文化の違いはあるかもしれないけど、05年に仙台からサンフレッチェに移籍してきた寿人選手はこう言います。「僕はむしろ、思いっきりブーイングを受けたいです。『裏切り者』と言われるくらいの覚悟で仙台を出てきましたからね。今年対戦するのはすごく複雑な思いだけど、あの素晴らしいサポーターがどんなブーイングをしてくれるのか楽しみです」。

 新井選手がどんな思いだったのか、その本音は知る由もありませんが、きっとブーイングは覚悟していたと思います。それが少し予想の範疇を超えていたかもしれないけど、ある意味その大きさこそが、自分がファンから愛されていたこと、チームにとって大きな戦力だったことの裏返しとも言えるのではないでしょうか。どうでもいいと思われていれば、誰もわざわざ声を挙げたりはしません。だからこそ寿人選手も「ブーイングを受けたい」と話してくれたのだと思います。

 結論として、だからどうなんだ、ということもないのですが…。個人的には新井選手もああいった微妙な形(?)でカープを去ったわけですし、ブーイングもありなのかなと。決してカープファンが快く阪神に送り出した訳ではないですし、拍手で迎える雰囲気ではないと思います。(死球で喜ぶのは頂けませんが。)ただ、対戦相手として迎えると怖い選手だと改めて感じるところまで育てたのは間違いなくカープです。そこのところは誇りを持って、新井選手が今後何か偉業を達成するときくらいは、心の中で拍手を送ってあげてもいいんじゃないかなあ、と思ったりします。ちなみに1000本安打達成は間もなくです。

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セキグ

こんにちは。
わたしはカープの優勝もなんとなくですが、覚えています。
今の日ハムのような、投手力とつなぐ野球だったような気がしますね。
球場が新しくなるのは知っていますが、チームはどうなんですかね?^^;
(個人的に、広陵高は好きなんだけどな。)
by セキグ (2008-04-06 13:14) 

Jacky

セキグさん、こんばんは。
そうですね。前回、カープが優勝したときもどちらかといえば
打者よりも投手の方がしっかりしていたと思います。
今日は大勝したけれど、チーム力としては…。
新球場では外野の広さに対応した野球をしていく必要があると思いますが、
果たしてどうなるのか、ちょっと不安と言えば不安です。
by Jacky (2008-04-06 19:54) 

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